福田敏也さんの書籍「なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと想っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本」略して「なんクリ」
会社で流行していて、ある人は「なんクリ」を読んでいるかどうかで意識調査の指標にしようと言い出すまでの本。
果たして何が凄いのか?まず、この書籍は非常に読みやすい。
難解な事には触れず、頭にスイスイ吸い込むように読めるのが利点だろう。(自分は半日程度で読めました。)
絶賛される理由はクリエイティブな企画をするには何が必要か、書籍のタイトル通りの答えがある事だ。
特に企画初心者からベテランまえステップ別に何をするべきかが明確に書かれており、
企画クリエイティブに携わる者として、「先が見えた」を実感しました。
はじめから終わりまで読んで初めて実感出来る事なので特にまとめる事はしません。
以下は忘備録も兼ねて、本書の具体的に役立つ手法をまとめます。
■「なぜのDiary」
脳みそを鍛える方法として紹介。
一日一つ「なぜ」を上げ、その理由を調べ・考える事。
→私見:Wikipediaに書いてない事を考えるのが一番良いと思います。
「なぜ」プーチン大統領は最近姿を現さないのか?
「なぜ」満員電車の解決方法が生まれないのか?
「なぜ」商店街は生まれたのか?
■「放射A法」
A4サイズの白紙の真ん中テーマワードを書いて、円を描くように連想を書き出す。
連想の中のいいキーワードを中心にまた円を広げていく
■ピンタレスト活用法
日本に進出した際に話題になった、Pinterestですが実際に使っている人はあまり見ませんが、会社の中では使われている。
普通の人には縁が遠いSNSようです。(今後の展開に期待!!)
紹介されていたのは、インプット材料としての活用法でした。
シンプルに検索しても良いし、良質な画像をピンしているユーザーをフォローしてさらにボードを見る。
実際に使っていて思うのはPinterestは日本語でも活用でき、素早く良いリファラーを探し当てられます。
(サイトのリファラー集めにもピンは最適ですね)
以上3つを紹介しましたが、本書の中では他にも多くのメソッドが紹介されています。
- なぜのDiary
- 「さ」発想法
- 放射A4法
- ピンタレスト活用法
- 名作の分解
〜漠然のいいではなく「訳あっていい」を探す。この切り口・方法が個性を作る。 - 視点アスロン
〜狭い領域の面白さに視点を与える。 - プレスリリース発想法
〜世界初!ではじまる企画を考える。 - ドラえもん発想法
〜ひみつの道具カタログを見る。小さな理屈を飛ばした発想をする。 - ◯◯って何だっけカルテ
〜オリジンの価値を見直し、生まれから時代のニーズにたいしてどう進化したかを分析する。 - 10.レイヤー思考法
〜誰もが共有しやすいイメージレイヤーに「何」を重ねればジャンプするのか?良くなるのか?を考える。